No.2715 2月14日（土）：学長に訊け！Ｖｏｌ156（通巻346）

※毎週土曜日は「学長に訊け！」です。

【今回のご相談】　
「遠藤さんは『インプットよりもアウトプットの方が大事だ』ということをよく言われています。その理由をお聞きしたいのと、アウトプットの質を高めるために、もっとも効果的と考える方法は何でしょうか」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
まず、「インプットよりもアウトプットの方が大事だ」というのは、アウトプットしないインプットに意味はないからです。

勉強というのはアウトプットのためにするのです。

何かの目的や目標を達成するためにインプットが必要になるのです。

しかし、多くの人は「本を読みました」とか「新聞を読みました」とか、「インプットのためにインプット」をしています。

これらの行為には１％の意味もありません。

所謂、「ごっこ」というやつです。

が、この時、良質なアウトプットをしたいのであれば、良質なインプットをする以外に方法はありません。

なので、インプットは大事です。

ここは誤解のないようにお願いします。

で、「アウトプットの質を高めるための、もっとも効果的な方法」ですが、ブログやフェイスブックでの自己発信などなど方法論は様々あれど「最終的にこれがないとダメ」というのは「有識者とのディスカッション」です。

ここで自分の考え（アウトプット）の正当性を問うのです。

ここで自分の考え（アウトプット）を磨き上げるのです。

残念ながら多くの人において、この価値や必要性を「まったく」理解していません。

飲食や娯楽には平気でお金を使う割に、このような「場」や「時間」の価値を理解していません。

これでは何も生み出せないと思います。

価値というのは「議論」から創出されるのです。

ＦＢＬ大学では有識者の２大条件を「ビジネスにおいて１０年以上、第一線で結果を出し続けていることと、言行一致、謙虚、見た目などトータルな人格において違和感がないこと」としています。

このような方が周囲にいますでしょうか？

いなければ、アウトプットは浅くて薄い「自己満足の域」を出ることはありません。

いつまで経っても質は高まりませんし、何も生まれません。

自分の考えた「グッドアイデア」は、他の人がとっくに考えているということになります。

このような環境に身を置くことができれば、アウトプットの質は自然と高まっていくはずです。

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