No.2827 6月6日（土）：「個であり全である」

※毎週土曜日は「学長に訊け！」です。

こんにちは。遠藤です。またまた「学長に訊け」はお休みします。

さて、昨日は安藤忠雄氏の「俺たちはゲリラだ！」という言葉を拝借しつつ、「単なるゲリラではいけない」と記しました。

「俺たちはゲリラだ！」なんてなことだけ言っていると、組織に順応できない人を元気づけちゃいますからね。

私は一貫して「組織の中の個」という価値観を重視し、発信してきました。

「組織に順応できないのは個ではなく弧だ」と。

実際、こういうフリーランスも多いですから。

「注意する人がいない」というのが何よりも致命的なのです。

ちなみにここでいう「組織に順応」とは「組織に従属」ではありません。

「チームを通じて結果を出す」ということです。

「チームを通じて結果を出す」のが、「＝能力」です。

当たり前のこととして、これができなければリーダーとは言えません。

永久に「１対１」の場面でしか結果が出せないことになります。

だから、自分のジムを持ったとしても「マンションの一室」の規模を出られないのです。

「個にして全である」という言葉があります。

「全にして個である」という言い方もあるようです。

この背景には人間としての万物的な概念も含まれているようですが、私は読んで字の如く「個と全はつながっている」と解釈しています。

「自分だけ」というのはあり得ない価値観なのです。

人間は空気がなければ死んでしまいます。

これは空気とつながっていることを意味します。

同じように「個」は「全」とつながっています。

「個」は「全」がなければ死んでしまうのです。

だから、「個」は「全」を通じて結果を出す能力を磨くべきなのです。

逆も然りです。

「全だけの人」が大多数です。

「全」の中に「個」がいない。

組織の中で個性を失い、住宅ローン（３５年ローン）を返済するために「企業奴隷」として生きている。

「個」だけもダメ。

「全」だけもダメ。

「個」と「全」が共存するのが、自分にとっても周囲にとっても「幸せな生き方」だと思います。

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