No.2920 9月7日（月）：本当の「儲ける力」とは～「習慣」こそが「武器」になる～

こんにちは。遠藤です。本日はメルマガ「思考変容のスイッチ」の配信日です。

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さて、そのメルマガでは柳井正氏の「経営者になるためノート」を紹介しました。

伝えるべきことはメルマガ内に記しましたが、このような良書は抜粋すべき箇所が多すぎるので、今週は同書からいくつかの大切な観点を紹介します。

まずは「本当の儲ける力」についてです。

柳井氏はそれについて以下のように述べています。

「経営というのは、あたりまえのことを本当にあたり前に毎日、実行する。そしてチェックをし、次の方法を考え、計画を変える。このことの繰り返しです。本当の儲ける力とは、こんな地道なことが徹底してできるかにあるのです」

「非常に地道なことですが、あたり前のことをしつこく継続的に実行できる会社だけが、成長し続けることが可能なのです」

このことは著名な経営者の誰もが言っていることです。

要は「マネジメント」です。

「儲ける力」の根幹は「マネジメント」です。

当社媒体で幾度も紹介してきた大久保恒夫氏も言われている通り、「経営に魔法の杖はない」のです。

柳井氏はこうも続けます。

「経営をよく知らない人は、儲ける力というと、何か派手なことをやったり、特別な方法があって、そこを突くと成功できると錯覚していますが、そんなことはまったくありません」

教育の本質を表す言葉に有名な「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」がありますが、経営も同じなのでしょう。

が、柳井氏が「経営をよく知らない人は・・」と言われているように、不勉強な人ほど「魚」を欲しがります。

そういう人は「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」という格言を知らない可能性もあります。

言うまでもなく、「魚」とは「売上を上げる方法」です。

残念ながら、そんなものはないのです。

あるわけがないのです。

それがあれば皆、やっています。

しかし、本質を知らない、原理原則を学んでいない、自分の頭で考える習慣がない人に限って、「お手軽な方法」に飛びついてしまいます。

勉強が苦手な子が自分で答えを考えることができないから、すぐに「答えの欄」を見てしまうのと同じです。

その行く末は、「お手軽な方法を求め続ける」です。

ビジネスの答えや解決法は「現状の中」にあるのです。

それを問題集の答え合わせの如く、答えを「外」に求めてもダメなのですよ。

「あたりまえのことを本当にあたり前に毎日、実行する」

この「習慣」こそが「武器」になるのです。

「自分の人生」はこの「武器」を手に入れた先にあるのです。

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