2015年 10月 31日
No.2974 10月31日(土):学長に訊け!Vol.165(通巻355) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「昨日のブログに『講師の話を聞きながら、講座中にガンガン、アウトプットしている』と書かれていましたが、どのような観点でメモやアウトプットをしているのでしょうか?そこには何が書いてあるのでしょうか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
これは勉強会等でも常に言っているし、感じていることですが、多くの人がとにかく「メモを取らなすぎ」だと思います。
これは自分が講師を務める場合も、受講者として参加する場合も共通の印象です。
私はMTG時はもちろん、飲み会でも必要なことはメモをするほうなので、なおさらそう思います。
私からすると「皆さん、記憶の天才なのだろうな」と思います。
が、おそらく大半のことは覚えていないはずです。
人間は忘れる動物だからです。
忘れた時にメモがなければ、思い出す手掛かりすら得られません。
だから、結果が出ないのです。
また、講師の言うことにやたらと頷いたり、やたらと反応する人もいますが、あんなことで集中できるのかと思います。
で、こういうタイプの人に共通しているのが、講師の言ったことを「そのまま書くこと」です。
例えば、「○○についての発想法は3つあります」なんて言われると、その「3つ」をそのまま書いています。
それまでは全然、メモをしていないのに、その時だけ筆が動くからわかります。
仮に「その3つ」が手元の資料に書いてあったとしても、「これが大事です」的な言い方をされると思わずメモってしまいます。
これは「講師にメモをさせられている状態」です。
「やたらと頷く人」も同じなのですが、相手のペースで話しを聞いているからこうなるのです。
そうではなく、相手の話は自分の軸を持ちながら、集中して聞く必要があると私は思います。
私のメモやアウトプットには、この考え方が反映されます。
講師の言ったことは書きません。
自分が感じたことを書きます。
それが講師の視点と一致すれば、同じことを書きますが、それは自分が感じたことであって、講師に誘導されたものではありません。
聞いている時は常に感情があり、それが揺れ動くので、基本的にペンを持っています。
「書きながら聞いている」、または「聞きながら書いている」という状態です。
そして、「やること」を書きます。
昨日の「汚いメモ」も、「これはこう考える」、「HPにはこう書く」、「価格はいくらにする」といった「やること」がアウトプットされています。
多くの人は「聞いたこと」を書いています。
私は「やること」を書いています。
ここが重要なのですが、勉強会やセミナーというのは「結果を変えるため」に参加しているはずです。
「勉強するため」ではありません。
となれば、「聞いたこと」ではなく、「やること」、つまり「結果を変えるための行動」を考え、書き出すべきです。
多くの人が「良いセミナーでした」、「勉強になりました」で終わりです。
感想だけあって、行動は何もありません。
私はここに「結果を出す人」と、「そうでない人」の最大の違いがあると考えています。
だから、「汚いメモ」は「即実行」するための「企画書」のようなものです。
もちろん、そこから思考は変遷するし、翌日になると「違うかな」と思ったりもしますが、その時点の考え方をまとめたものとしては立派な企画書です。
このように、学んだことは「結果を変える行動」に直結させて初めて意味を成します。
また、学んだことを「即行動」できる立場にあるかも大切です。
私の場合、学んだことを「その瞬間」から行動することが可能です。
面倒な提案書を作ったり、複数名の(無能な)上司に何度もチェックを受けたり・・ということがありません。
こういった「即行動」できない環境も、多少はメモやアウトプットの質に影響しているかもしれません。
だとしても、各自の立場において「即行動」が可能な範囲があるはずです。
そこにフォーカスをして「結果を変えるための行動」をアウトプットすべきだと思います。
*****************
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【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
これは勉強会等でも常に言っているし、感じていることですが、多くの人がとにかく「メモを取らなすぎ」だと思います。
これは自分が講師を務める場合も、受講者として参加する場合も共通の印象です。
私はMTG時はもちろん、飲み会でも必要なことはメモをするほうなので、なおさらそう思います。
私からすると「皆さん、記憶の天才なのだろうな」と思います。
が、おそらく大半のことは覚えていないはずです。
人間は忘れる動物だからです。
忘れた時にメモがなければ、思い出す手掛かりすら得られません。
だから、結果が出ないのです。
また、講師の言うことにやたらと頷いたり、やたらと反応する人もいますが、あんなことで集中できるのかと思います。
で、こういうタイプの人に共通しているのが、講師の言ったことを「そのまま書くこと」です。
例えば、「○○についての発想法は3つあります」なんて言われると、その「3つ」をそのまま書いています。
それまでは全然、メモをしていないのに、その時だけ筆が動くからわかります。
仮に「その3つ」が手元の資料に書いてあったとしても、「これが大事です」的な言い方をされると思わずメモってしまいます。
これは「講師にメモをさせられている状態」です。
「やたらと頷く人」も同じなのですが、相手のペースで話しを聞いているからこうなるのです。
そうではなく、相手の話は自分の軸を持ちながら、集中して聞く必要があると私は思います。
私のメモやアウトプットには、この考え方が反映されます。
講師の言ったことは書きません。
自分が感じたことを書きます。
それが講師の視点と一致すれば、同じことを書きますが、それは自分が感じたことであって、講師に誘導されたものではありません。
聞いている時は常に感情があり、それが揺れ動くので、基本的にペンを持っています。
「書きながら聞いている」、または「聞きながら書いている」という状態です。
そして、「やること」を書きます。
昨日の「汚いメモ」も、「これはこう考える」、「HPにはこう書く」、「価格はいくらにする」といった「やること」がアウトプットされています。
多くの人は「聞いたこと」を書いています。
私は「やること」を書いています。
ここが重要なのですが、勉強会やセミナーというのは「結果を変えるため」に参加しているはずです。
「勉強するため」ではありません。
となれば、「聞いたこと」ではなく、「やること」、つまり「結果を変えるための行動」を考え、書き出すべきです。
多くの人が「良いセミナーでした」、「勉強になりました」で終わりです。
感想だけあって、行動は何もありません。
私はここに「結果を出す人」と、「そうでない人」の最大の違いがあると考えています。
だから、「汚いメモ」は「即実行」するための「企画書」のようなものです。
もちろん、そこから思考は変遷するし、翌日になると「違うかな」と思ったりもしますが、その時点の考え方をまとめたものとしては立派な企画書です。
このように、学んだことは「結果を変える行動」に直結させて初めて意味を成します。
また、学んだことを「即行動」できる立場にあるかも大切です。
私の場合、学んだことを「その瞬間」から行動することが可能です。
面倒な提案書を作ったり、複数名の(無能な)上司に何度もチェックを受けたり・・ということがありません。
こういった「即行動」できない環境も、多少はメモやアウトプットの質に影響しているかもしれません。
だとしても、各自の立場において「即行動」が可能な範囲があるはずです。
そこにフォーカスをして「結果を変えるための行動」をアウトプットすべきだと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2015-10-31 18:49