2016年 05月 07日
No.3163 5月7日(土):学長に訊け!Vol.175(通巻365) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「当社の社長は『社員は家族である』とか、『社員には一生、うちの会社で働いてほしい』とよく口にします。しかし、辞めていく社員にはとても冷たい印象を受けます。先日のブログで『会社の嘘を見抜け』という主旨のことを書かれていましたが、これなども『嘘なのではないか』と感じてしまいます」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
「嘘」かどうかではなく、冷静に考えればわかる通り「社員が家族」のわけがないのです。
「それくらい大事だ」と言いたいのかもしれませんが、だったら他の表現があると思います。
※そもそも、勝手に家族の一員にされても気持ちが悪い。
多くのケースにおいて「社員は家族だ」というのは「うちの会社はいい会社ですよ。私はあなた達のことを考えていますよ」というポーズに過ぎません。
多くの経営者は自分が好意的に思われたいだけなのです。
これまでも言ってきたことですが、本当に「家族くらい大切」なら辞めた後も徹底的に気にするはずです。
でも、そんなことはありません。
私からすれば、こうなることがわかっているのに「社員は家族」とか言ってしまうところが、いかにも頭が悪いうというか、社員を「モノ」に見ている証だと思います。
ちなみに私は以下のように「真逆」のことを言っております。
「社員の皆さまより、自分の家族の方が1億倍大事です」
「断崖絶壁で社員の皆さまと、我が子が落ちそうになっていたら、迷わず我が子と助けますので、あなた方は落ちてください(※合掌しながら)」
「一生、会社に居座られても迷惑なので、早く独立してください」
などなど。
先般の講演会で大前研一さんも「終身雇用なんて、会社にとっても重荷でしかない」と言われていましたが、そう考えるのが普通でしょう。
仮に私が65歳になった時に、周辺に還暦近いおっさん社員がたくさんいたら、気を失います。
見た目も汚いし、室内も加齢臭で救いようがない状態になるでしょう。
真面目な話、私が上記のようなことを言う理由は「自分の足で立ってもらわないと困るから」です。
もちろん、困るのは本人です。
先日も「シャープが従業員を1000人規模で削減する検討に入った」というニュースが報じられました。
せっかく「鴻海(ホンハイ)」に買収してもらえたと思った矢先に「足元の業績が想定以上に悪化している」という理由で「ハイ、1000人クビでお願いします」です。
事柄の大小はあるにせよ「こうなりますよ」という話です。
世の中の事例を見れば「まずは社員が切り捨てられる」ことは明らかです。
「自分の人生」は自分で守るものであって「会社に守ってもらおう」という考え方が甘いし、間違っているのです。
が、経営者のこのような台詞は性癖(性格癖)ですから仕方ありません。
各自は狭い社内で心地いい言葉に翻弄されるのではなく、もっと現実を視ることが重要だと思います。
*****************
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「当社の社長は『社員は家族である』とか、『社員には一生、うちの会社で働いてほしい』とよく口にします。しかし、辞めていく社員にはとても冷たい印象を受けます。先日のブログで『会社の嘘を見抜け』という主旨のことを書かれていましたが、これなども『嘘なのではないか』と感じてしまいます」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
「嘘」かどうかではなく、冷静に考えればわかる通り「社員が家族」のわけがないのです。
「それくらい大事だ」と言いたいのかもしれませんが、だったら他の表現があると思います。
※そもそも、勝手に家族の一員にされても気持ちが悪い。
多くのケースにおいて「社員は家族だ」というのは「うちの会社はいい会社ですよ。私はあなた達のことを考えていますよ」というポーズに過ぎません。
多くの経営者は自分が好意的に思われたいだけなのです。
これまでも言ってきたことですが、本当に「家族くらい大切」なら辞めた後も徹底的に気にするはずです。
でも、そんなことはありません。
私からすれば、こうなることがわかっているのに「社員は家族」とか言ってしまうところが、いかにも頭が悪いうというか、社員を「モノ」に見ている証だと思います。
ちなみに私は以下のように「真逆」のことを言っております。
「社員の皆さまより、自分の家族の方が1億倍大事です」
「断崖絶壁で社員の皆さまと、我が子が落ちそうになっていたら、迷わず我が子と助けますので、あなた方は落ちてください(※合掌しながら)」
「一生、会社に居座られても迷惑なので、早く独立してください」
などなど。
先般の講演会で大前研一さんも「終身雇用なんて、会社にとっても重荷でしかない」と言われていましたが、そう考えるのが普通でしょう。
仮に私が65歳になった時に、周辺に還暦近いおっさん社員がたくさんいたら、気を失います。
見た目も汚いし、室内も加齢臭で救いようがない状態になるでしょう。
真面目な話、私が上記のようなことを言う理由は「自分の足で立ってもらわないと困るから」です。
もちろん、困るのは本人です。
先日も「シャープが従業員を1000人規模で削減する検討に入った」というニュースが報じられました。
せっかく「鴻海(ホンハイ)」に買収してもらえたと思った矢先に「足元の業績が想定以上に悪化している」という理由で「ハイ、1000人クビでお願いします」です。
事柄の大小はあるにせよ「こうなりますよ」という話です。
世の中の事例を見れば「まずは社員が切り捨てられる」ことは明らかです。
「自分の人生」は自分で守るものであって「会社に守ってもらおう」という考え方が甘いし、間違っているのです。
が、経営者のこのような台詞は性癖(性格癖)ですから仕方ありません。
各自は狭い社内で心地いい言葉に翻弄されるのではなく、もっと現実を視ることが重要だと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2016-05-07 19:36