2016年 05月 16日
No.3172 5月16日(月):現場を見ない経営者ほど「報告」を求める |
こんにちは。遠藤です。月曜日は有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の配信日です。
毎週月曜日はメルマガで取り上げた内容についてコメントします。
毎週、メルマガでは「3つのテーマ」からメッセージを送っていますが、ブログではその「ごくごく一部」を抜き取って紹介します。
※また、丸々コピペするわけではなく新たに書き直します。
今日は「報告を求める経営者」を取り上げます。
私は一昨日のブログに「経営者に商品やサービスに対する志や理念や情熱がなければ、通用しない時代になっている」と書きました。
そういう経営者の典型的な行動様式が「現場を見ない」ということです。
で、本日のメルマガで紹介した「おすすめ本」の中に以下の記載があり、首の骨が折れるくらい大きく頷きました。
それは「現場を見ない経営者ほど報告を求める」ということです。
もともと私は「報告業務は基本不要」と言い続けているので、「その通り」ということでもあるのですが、多くの経営者は報告を求めます。
念のため言っておくと「バッドニュース」は報告が必要です。
所謂、「Bad News First」です。
が、それ以外の報告は不要です。
そのために日報があり、週報があり、週次会議があるのです。
※これを「マネジメント」という。
「マネジメント」を機能させた上で聞きたいことがあれば「報告」ではなく、こちらから「質問」すればいいだけのことです。
これも常に言っていますが「報告」は上司からするものです。
では、何故、多くの経営者が報告を求めるか?
当然のこととして、自分で現場を見ていれば報告は不要です。
これでわかると思います。
現場を見ていないから、報告という「資料」が必要なのです。
前述の通り、必要な報告はすべきですが、一般的な報告の概念は「逐一報告」です。
こんなことをやっていれば、上司に報告することが仕事になり、「上」を見て仕事をするようになります。
私たちの最大の仕事は「顧客への価値提供」です。
極端な言い方をすれば、それ以外にやることはありません。
「どこを見て仕事をやってるんだ」という話です。
さらにマズイのは「報告に基づいた判断がなされる」ということです。
言い換えれば「自分が見ていない情報から、現場を改善する判断がなされる」ということです。
だから「的外れ」になるのです。
そして、気概のない中間管理職は、黙ってこれに従います。
こうやって、現場の運営力はどんどん「経営者寄り」になっていきます。
こう考えれば、現場力を低下させている原因が、現場を見ない経営者自身にあるということがわかると思います。
同書には「経営者は勤務時間の20%は現場を見るべきである」と記されていました。
わかりやすく言えば「年間の1/5は現場にいろ」ということです。
くだらない会議やくだらない飲み会を減らせば、このくらいの時間は確保できます。
成城石井やデニーズなどの業績を改善させたことで有名な大久保恒夫社長は「自ら現場に行くこと」で知られています。
同時に(成城石井時代は)人材育成予算を4倍にしています。
これが「現場力」を上げるための「基本セット」です。
現場を見ずに、報告を求め、口を出し、さらに人材育成費を削る。
で、現場力を上げろと言う。
要求された方は疲弊するに決まっています。
が、多くの企業(経営者)の実態でしょう。
これで「現場力アップ」など望むべくもありません。
一昨日も記した通り、「同志」にはいつかそういう経営者を見切ってほしいと思います。
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私は一昨日のブログに「経営者に商品やサービスに対する志や理念や情熱がなければ、通用しない時代になっている」と書きました。
そういう経営者の典型的な行動様式が「現場を見ない」ということです。
で、本日のメルマガで紹介した「おすすめ本」の中に以下の記載があり、首の骨が折れるくらい大きく頷きました。
それは「現場を見ない経営者ほど報告を求める」ということです。
もともと私は「報告業務は基本不要」と言い続けているので、「その通り」ということでもあるのですが、多くの経営者は報告を求めます。
念のため言っておくと「バッドニュース」は報告が必要です。
所謂、「Bad News First」です。
が、それ以外の報告は不要です。
そのために日報があり、週報があり、週次会議があるのです。
※これを「マネジメント」という。
「マネジメント」を機能させた上で聞きたいことがあれば「報告」ではなく、こちらから「質問」すればいいだけのことです。
これも常に言っていますが「報告」は上司からするものです。
では、何故、多くの経営者が報告を求めるか?
当然のこととして、自分で現場を見ていれば報告は不要です。
これでわかると思います。
現場を見ていないから、報告という「資料」が必要なのです。
前述の通り、必要な報告はすべきですが、一般的な報告の概念は「逐一報告」です。
こんなことをやっていれば、上司に報告することが仕事になり、「上」を見て仕事をするようになります。
私たちの最大の仕事は「顧客への価値提供」です。
極端な言い方をすれば、それ以外にやることはありません。
「どこを見て仕事をやってるんだ」という話です。
さらにマズイのは「報告に基づいた判断がなされる」ということです。
言い換えれば「自分が見ていない情報から、現場を改善する判断がなされる」ということです。
だから「的外れ」になるのです。
そして、気概のない中間管理職は、黙ってこれに従います。
こうやって、現場の運営力はどんどん「経営者寄り」になっていきます。
こう考えれば、現場力を低下させている原因が、現場を見ない経営者自身にあるということがわかると思います。
同書には「経営者は勤務時間の20%は現場を見るべきである」と記されていました。
わかりやすく言えば「年間の1/5は現場にいろ」ということです。
くだらない会議やくだらない飲み会を減らせば、このくらいの時間は確保できます。
成城石井やデニーズなどの業績を改善させたことで有名な大久保恒夫社長は「自ら現場に行くこと」で知られています。
同時に(成城石井時代は)人材育成予算を4倍にしています。
これが「現場力」を上げるための「基本セット」です。
現場を見ずに、報告を求め、口を出し、さらに人材育成費を削る。
で、現場力を上げろと言う。
要求された方は疲弊するに決まっています。
が、多くの企業(経営者)の実態でしょう。
これで「現場力アップ」など望むべくもありません。
一昨日も記した通り、「同志」にはいつかそういう経営者を見切ってほしいと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2016-05-16 18:11