No.3204 6月17日（金）：「自分より周囲」か「自分が一番」か？

こんにちは。遠藤です。本日、金曜日はＦＢＬ大学のオンラインセミナーの公開日です。

第３週目は「読書論文」です。これは自主課題ですが、全員に取り組んでほしいと思っています。

さて、イチロー選手が日米通算安打でメジャー記録を抜いたことが報じられています。

昨夜、出張中のホテルでインタビューを見ていたのですが「いいことをいうな～」と思いました。

それは「記録よりもチームメイトやファンが喜んでくれることが嬉しい」という主旨のことを語った部分です。

私は同様のことをＦＢＬ大学で強調してきました。

「周囲より自分が喜びたい人はダメだ」と。

ダメな理由は、ビジネスマンであっても、野球選手であっても、そんな人はチームメイトやファンから支持を得られないからです。

要は「孤立する」ということです。

「周囲より自分が喜びたい人」とうのはその志向性が「売上」とか「利益」とか「店舗数」とか「日本一」という「規模」の方向に行きがちです。

もちろん、それはそれで構いません。

問題はその目的がどこにあるかということです。

私が思うに、多くの人の目的は「富や名声」にあります。

繰り返しになりますが、それはそれで結構なことですが、私個人はそういう「人格」が好きになれません。

とはいえ、「自分より周囲」という考え方になるには「人生経験」という時間軸が必要だとも思っています。

私にしても２０代の頃にそんなことは考えていません。

ビジネス環境、家族環境、友人環境などを通じた経験の積み重ねにより、「自分より周囲」という考え方が醸成されていくものだと思っています。

私が早い段階（年齢）での起業を推奨しない１つの理由がここにあります。

わかりやすく言えば、「人生経験が足りないこと」と「ビジネス面での上昇志向」がアンマッチだと思うのです。

いずれにせよ、それはチーム力だったり、態度だったり、言動だったりといったことに現れます。

が、現実は「自分より周囲」という考え方など持たなくとも、ビジネスで成功することは可能です。

これは世の中を見ればわかります。

むしろ、「周囲より自分」というワンマンタイプの方が、会社を大きくしているようにさえ見えます。

ここからは「人生観」です。

イチロー選手のように「自分より周囲」なのか。

元メジャーリーガーのように「いつまでも自分が一番」なのか。

まぁ、どちらでもいいのですが。

私は「自分より周囲」と思える人が、最終的に「一番」になると思います。

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