2016年 07月 04日
No.3221 7月4日(月):「現場強化と個々の主体性」vs「本社強化と個々の従属性」 |
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毎週、メルマガでは「3つのテーマ」からメッセージを送っていますが、ブログではその「ごくごく一部」を抜き取って紹介します。
※また、丸々コピペするわけではなく新たに書き直します。
今回はその中から「今週の一冊」を取り上げます。
その本は地方のダメ支店の業績が回復していくノンフィクションです。
その中で著者(営業責任者でもある)が一貫して重視しているのが「現場強化」と「個々の主体性」です。
私はこの2つは「基本中の基本」だと思っています。
著者も「やったことはこの2つを徹底しただけ」と述べています。
多くの人が期待している「奇襲」など一つもないのです。
が、この2つを実現していくプロセスにあたって、最大の難関となった存在があります。
それが「本社」です。
著者は以下のように振り返っています(※青い字)。
「本社では会議が連日続き、営業の現場にはあれをやれ、これをやれという指示が増えていきます。そうなるとその指示をいかにこなすか、忠実に守るかという受け身の営業スタイルに陥り、言われたことをこなすだけで精一杯になり、自分で主体的に考えて動かなくなります。組織の中でリーダーも営業マンも『ひとつの歯車』として動くことがすべてになってしまうと、ますます『勝ち』からは遠ざかってしまいます」
これを拒否した著者は「本社からおりてくる施策を無視した」と述べていました。
思わず吹き出してしまいますが、これは多くの会社の実態を表していると思います。
私は「現場強化」と「個々の主体性」があれば、「本社」などほぼ不要だと思っています。
実際、「現場時代(支配人時代)」は本社の指示などほとんど聞き流していました。
こういうと「反体制派」が喜ぶだけなので補足しておくと、やるべきこととやる必要がないことを選択していたということです。
相当前のことなので、当時の部下スタッフも覚えていないかもしれませんが、私は「これはやらなくていいから」という言い方をよくしていました。
「やらないとヤバそうだな・・」と思うことはやっていましたが、あとは自分の頭で考えたことを優先的に実行していました。
今でも私は他社に行くと「社長や本社の指示など無視しろ」と平気で言います。
が、これが経営者には実に評判が悪い。
決まって「そういう方法で現場を煽動すべきではない」的なことを言われますが、本音は「俺の言うことに黙って従わせろ」です。
この「黙って従わない」という姿勢が「自分の頭で考えること」や「個々の主体性」につながっていくことがまったく理解できていないのです。
で、「うちの社員には主体性がない」とか言っています。
「話にならない」と思います。
「それはあなたが原因ですよ」ということです。
立場が変わって、今、私は本社側にいますが、「あれをやれ、これをやれ」とは一切、言いません。
言っているのは「原理原則を徹底すべし」、「マネジメントを徹底すべし」だけです。
それができていれば、あとは自分の責任で自由にやってもらえれば結構です。
今でも「会議に参加するのは面倒臭いし、頼むから自分たちでやってくれ」とお願いしているくらいです。
※土下座してでもお願いしたい。
私に厳しいイメージがついて回るのは、原理原則等をサボる人間を容赦しないからです。
プロセス段階で手を抜いて事例追従に走ったり、浅はかな方法を選択することを認めていません。
ここがキツイのでしょうが、この段階を越えなければ、その人は「一生、歯車社員のまま」です。
そんな社員は不要なので、他の会社に行ってもらった方が本人のためでもあるのです。
私は「いつか自分のジムをやりたい」と志している人を応援していますが、それを実現するには本人に「現場強化」と「個々の主体性」が不可欠です。
こう考えると多くの経営者が「現場強化と個々の主体性」ではなく、「本社強化と個々の従属性」を求めるのは、最終的に「自分で何かやれ」という意向を持っていないからだということがわかると思います。
これって実に納得できるはずです。
「歯車社員」ではなく「個」を目指すなら、そんな会社は飛び出しましょう。
そして「歯車」ではなく、「自分の道」を行くのです。
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その中で著者(営業責任者でもある)が一貫して重視しているのが「現場強化」と「個々の主体性」です。
私はこの2つは「基本中の基本」だと思っています。
著者も「やったことはこの2つを徹底しただけ」と述べています。
多くの人が期待している「奇襲」など一つもないのです。
が、この2つを実現していくプロセスにあたって、最大の難関となった存在があります。
それが「本社」です。
著者は以下のように振り返っています(※青い字)。
「本社では会議が連日続き、営業の現場にはあれをやれ、これをやれという指示が増えていきます。そうなるとその指示をいかにこなすか、忠実に守るかという受け身の営業スタイルに陥り、言われたことをこなすだけで精一杯になり、自分で主体的に考えて動かなくなります。組織の中でリーダーも営業マンも『ひとつの歯車』として動くことがすべてになってしまうと、ますます『勝ち』からは遠ざかってしまいます」
これを拒否した著者は「本社からおりてくる施策を無視した」と述べていました。
思わず吹き出してしまいますが、これは多くの会社の実態を表していると思います。
私は「現場強化」と「個々の主体性」があれば、「本社」などほぼ不要だと思っています。
実際、「現場時代(支配人時代)」は本社の指示などほとんど聞き流していました。
こういうと「反体制派」が喜ぶだけなので補足しておくと、やるべきこととやる必要がないことを選択していたということです。
相当前のことなので、当時の部下スタッフも覚えていないかもしれませんが、私は「これはやらなくていいから」という言い方をよくしていました。
「やらないとヤバそうだな・・」と思うことはやっていましたが、あとは自分の頭で考えたことを優先的に実行していました。
今でも私は他社に行くと「社長や本社の指示など無視しろ」と平気で言います。
が、これが経営者には実に評判が悪い。
決まって「そういう方法で現場を煽動すべきではない」的なことを言われますが、本音は「俺の言うことに黙って従わせろ」です。
この「黙って従わない」という姿勢が「自分の頭で考えること」や「個々の主体性」につながっていくことがまったく理解できていないのです。
で、「うちの社員には主体性がない」とか言っています。
「話にならない」と思います。
「それはあなたが原因ですよ」ということです。
立場が変わって、今、私は本社側にいますが、「あれをやれ、これをやれ」とは一切、言いません。
言っているのは「原理原則を徹底すべし」、「マネジメントを徹底すべし」だけです。
それができていれば、あとは自分の責任で自由にやってもらえれば結構です。
今でも「会議に参加するのは面倒臭いし、頼むから自分たちでやってくれ」とお願いしているくらいです。
※土下座してでもお願いしたい。
私に厳しいイメージがついて回るのは、原理原則等をサボる人間を容赦しないからです。
プロセス段階で手を抜いて事例追従に走ったり、浅はかな方法を選択することを認めていません。
ここがキツイのでしょうが、この段階を越えなければ、その人は「一生、歯車社員のまま」です。
そんな社員は不要なので、他の会社に行ってもらった方が本人のためでもあるのです。
私は「いつか自分のジムをやりたい」と志している人を応援していますが、それを実現するには本人に「現場強化」と「個々の主体性」が不可欠です。
こう考えると多くの経営者が「現場強化と個々の主体性」ではなく、「本社強化と個々の従属性」を求めるのは、最終的に「自分で何かやれ」という意向を持っていないからだということがわかると思います。
これって実に納得できるはずです。
「歯車社員」ではなく「個」を目指すなら、そんな会社は飛び出しましょう。
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by fitnessbiz-01
| 2016-07-04 21:51