No.3230 7月13日（水）：「自分を変えよう」とするから罠にはまる

こんにちは。遠藤です。水曜は無料メルマガ「自分の人生のリーダーになろう！」の配信日です。

今回は「レンズの先で見ているものは？」ということを書きました。

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さて、連日、「未来を語れる大人になろう」的なことを書いています。

理由は単純でそう語れるほうが「自尊心ある人生」だと思うからです。

はたまた、多くの業界人、特に若手が目の前のことで疲弊し、丸っきり楽しそうに見えないからです。

ただし、私の言っている「未来」とは「リアル」であり「現実」のことです。

「現実を創る」には具体的な行動、継続的な努力の存在が必須です。

メルヘンチックでキラキラした「未来」が欲しい方は、別の人の話を聞いてください。

こういうタイプの人がはまってしまうのが「自己啓発的」な世界です。
※自己啓発そのものが悪いわけではないので、あえて「的」をつけています。

自己啓発的な流れで行くと「自分を変えるために、自分を見つめ直しましょう」、「自分を変えるために、本当の自分を発見しましょう」という世界に誘導されます。

実際、多くの人が「自分を変えたい」と思っています。

ここに「隙」が生まれるのです。

（自己啓発的な世界を指していうわけではありませんが）、世の中の詐欺商品はすべて「相手の心の弱い部分」につけ込んでいくことで成立しています。

その「隙」に対して、「この商品でその悩みは解決しますよ」というのです。
※「その代わり、高額です」と続く。

だから、「自分を変える」で検索すると、気持ちが悪いアドバイスが続々と出てきます。

私からすれば「自分を変えよう」なんて考えるから騙されるのです。

もちろん、そう考えること自体は構いません。

が、その際に変えるのは「行動」です。

心地いいセミナーで「心」を（瞬間的に）変えるのではなく、強制的に「行動」を変えることです。

だから私は「自分を変えたいのなら、日々の内省を継続すべき」と言ってきたのです。

「悩む前に目の前のことで最大成果を出すべきだ」と言ってきたのです。

「社内ではなく社外の有識者と積極的に交流すべきだ」と言ってきたのです。

これらの行動の実行は心地いい自己啓発法より、１万倍くらい難しいと思います。

が、この難しいことをやらないから、多くの人において「自分」が変わらないのです。

逆に行動の実行を継続する人は「自分」が変わっていきます。

私は自分というのは「変える」ものでなく「変わる」ものだと考えています。

短期間で変えようとするのではなく「気づいたら主観的にも客観的にも変わっていた」というのが正しい姿だと思います。

冷静に考えればわかると思いますが、例えば、３０年間怠けてきた人が、３日間とかの講習で変わるわけがありません。

突然、覚醒したみたいになるのは、かえって気味が悪いんですよ・・。

いつも言っている通り「すぐに結果が出る方法」は「すぐに結果が出なくなる方法」です。

自分が「変わる」には、日々の地道な努力の継続以外に手段はないと私は思います。

教祖様は不要です。

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