2016年 07月 30日
No.3247 7月30日(土):学長に訊け!Vol.181(通巻371) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「少し前のブログで『組織は組みたいと思わない。必要があって組むとしても最少人数にする』と書かれていました。非常に賛同するのですが、仮に何かを成し遂げたいと思った場合、それに準じて必然的に組織が大きくなっていくということはないでしょうか」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
2つの理由で「そうとは限らない」と思います。
1つは世の中の現在を見ても、歴史を見ても「成し遂げたことの大きさ」と「組織の大きさ」は比例していません。
「良好なエネルギー」というのは「個人単位」から発せられます。
音楽会やスポーツ界、文学界等を考えればわかりやすいと思います。
もちろん「たったひとり」で何かを成すことはできませんが、そこには志を掲げた「個」と、その志に賛同した「個」が協力しているというのが私の考え方です。
なので、「組織の大きさ」はまったく関係ないと思います。
では、その結果として、もしも全国に100店のクラブをつくったとします。
これが2つ目の理由に該当します。
仮に1店舗平均5人の社員がいたとしたら500人の組織になります。
こうなると社長一人の影響力を500人に伝播させなければなりません。
私はここに無理があると考えます。
やろうとしたらトップダウンになるし、管理になります。
そうならぬために、(例えばですが)私なら小さな会社を100社つくります。
または「100人のリーダー」に完全に任せます。
いずれにせよ、「大国のリーダー1人と500人の社員」ではなく、「小国のリーダーを100人」つくります。
多くの会社が社員に「自立」を求めています。
この「自立」を突き詰めていけば、最終的には上記のような形になるはずなのです。
「自立」というのは「親元を離れること」です。
「自立」を求める一方で、「会社を辞めてはいけない」というのは明らかに矛盾しています。
権力にとっては「反抗も反論もせず、命令や指示に従いつつ、そこそこの結果を出す社員」が「もっともありがたい存在」です。
だから、「自立をしてほしいが、会社も辞めてないでほしい」という身勝手な理屈になるのです。
世間一般の組織(会社)を見れば、「志」も「理念」も希薄なところに「たまたまやっている事業」があって、社員は「地元だから」とか「やりたいことがあるから(運動が好きだから)」とか「待遇がいいから」といった理由でそこに集まっています。
で、集まった後は「上下の関係」を当たり前に受け入れ、権力に命令や指示に従っています。
ここには「主体性」も「自分の頭で考えること」もまったく存在していません。
結果、「歯車」です。
私の基本的な考え方は「各個人が主体性を確保する」という価値観に凝縮されています。
なので、今後も「組織」の大小ではなく「個の活動の深さ」にフォーカスをしていくと思います。
願わくば、こういうところ(以下写真)では働きたくないですし・・。
*****************
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【今回のご相談】
「少し前のブログで『組織は組みたいと思わない。必要があって組むとしても最少人数にする』と書かれていました。非常に賛同するのですが、仮に何かを成し遂げたいと思った場合、それに準じて必然的に組織が大きくなっていくということはないでしょうか」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
2つの理由で「そうとは限らない」と思います。
1つは世の中の現在を見ても、歴史を見ても「成し遂げたことの大きさ」と「組織の大きさ」は比例していません。
「良好なエネルギー」というのは「個人単位」から発せられます。
音楽会やスポーツ界、文学界等を考えればわかりやすいと思います。
もちろん「たったひとり」で何かを成すことはできませんが、そこには志を掲げた「個」と、その志に賛同した「個」が協力しているというのが私の考え方です。
なので、「組織の大きさ」はまったく関係ないと思います。
では、その結果として、もしも全国に100店のクラブをつくったとします。
これが2つ目の理由に該当します。
仮に1店舗平均5人の社員がいたとしたら500人の組織になります。
こうなると社長一人の影響力を500人に伝播させなければなりません。
私はここに無理があると考えます。
やろうとしたらトップダウンになるし、管理になります。
そうならぬために、(例えばですが)私なら小さな会社を100社つくります。
または「100人のリーダー」に完全に任せます。
いずれにせよ、「大国のリーダー1人と500人の社員」ではなく、「小国のリーダーを100人」つくります。
多くの会社が社員に「自立」を求めています。
この「自立」を突き詰めていけば、最終的には上記のような形になるはずなのです。
「自立」というのは「親元を離れること」です。
「自立」を求める一方で、「会社を辞めてはいけない」というのは明らかに矛盾しています。
権力にとっては「反抗も反論もせず、命令や指示に従いつつ、そこそこの結果を出す社員」が「もっともありがたい存在」です。
だから、「自立をしてほしいが、会社も辞めてないでほしい」という身勝手な理屈になるのです。
世間一般の組織(会社)を見れば、「志」も「理念」も希薄なところに「たまたまやっている事業」があって、社員は「地元だから」とか「やりたいことがあるから(運動が好きだから)」とか「待遇がいいから」といった理由でそこに集まっています。
で、集まった後は「上下の関係」を当たり前に受け入れ、権力に命令や指示に従っています。
ここには「主体性」も「自分の頭で考えること」もまったく存在していません。
結果、「歯車」です。
私の基本的な考え方は「各個人が主体性を確保する」という価値観に凝縮されています。
なので、今後も「組織」の大小ではなく「個の活動の深さ」にフォーカスをしていくと思います。
願わくば、こういうところ(以下写真)では働きたくないですし・・。
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by fitnessbiz-01
| 2016-07-30 20:54