No.3253 8月5日（金）：「●ンチ」になって出るだけのインプット

こんにちは。遠藤です。本日、金曜日はＦＢＬ大学のオンラインセミナーの公開日です。

今週は「人とチームを勝たせる力（第１０回）」などです。

今回は「思想による影響力の重要性」について掘り下げています。

以下スライドの通り、多くの役職者の影響力は役職、年齢、社歴等によって担保されたもので、完全に「井の中の蛙である」ということをお伝えしています。

さて、業界イベントが行われていたので、参加した方も多いことでしょう。

本イベントを指していうのではありませんが、イベントやセミナーというのは９割くらいは「無目的」な面々が会社の経費で参加していることは間違いないはずです。

いつも言っている通り「インプット」というのは「アウトプット」のためにあります。

だから「無目的」な面々が、どれだけ「インプット」をしたところで１％も意味はありません。

もちろん、人間なので日頃、見慣れていないものを見れば何かを感じるでしょう。

動物園に行ってキリンを見たら「あっ、キリンだ」ってなるように。

これと同じです。

さらにわかりやすく言えば、筋トレに喩えることができます。

筋トレをやっていない人が「筋肉をつけたい」という理由でプロテインを飲んだらどうなるでしょう？

筋肉はつきません。

はっきり言えば「ウンチになって出るだけ」です。

「筋肉をつけたい」という「目的」があって、「筋トレをやる」という「具体的な行動」があって、はじめて「プロテインを飲む」という「インプット」が（ウンチにならずに）意味を持つのです。

多くの業界人には、目的も具体的な行動もありません。

不平や不満はたくさんありますが、目的や具体的な行動はありません。

この状態で、一生懸命「インプット」をしてもウンチの量が増すだけです。

経費を出している経営者にとっては、そのお金がウンチになったということです。

なんでこれがわからないのかなって思います。

大事なのは日常です。

日常の努力量です。

日常的に小さな努力をどれだけ積み上げてきたかだけが「差」を生みます。

イベントやセミナーに行くより、日々の読書や交流の方が１億倍重要です。

逆からいえば、こういうことをやっている人がイベントやセミナーに行けば効果があります。

が、現実は日頃、何もやっていない人が「何かを得よう」とイベント等に行きます。

「宝くじ」じゃないんだから、こんな一発逆転はあり得ません。

みんな、「うまくいく方法」や「最新の方法」を探してばかり。

そんなものは自分で創るんですって。

日常というのはその準備のためにあるのです。

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