No.3261 8月13日（土）：学長に訊け！Ｖｏｌ.183（通巻373）

※毎週土曜日は「学長に訊け！」です。

【今回のご相談】　
「お盆休暇中です。久々の連休を楽しんでいます。と、言いたいところですが、現実は施設の点検等で休めるのは１日半程度です。で、この休みも『お盆休暇』という慣例に与えられたものに過ぎません。我が家はまだ子どもが小さいのですが、このままでは『仕事のため運動会に行けない親』になってしまうことが目に見えています。何としても現状から脱出したいと思っています」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
たしかに「お盆休み」といっても、現実はそんな感じでしょう。

日常的な３連休等も「いつ携帯電話が鳴るか・・」とビクビクしながら過ごしている人が大半なので、これでは休んだことにはなりません。

そんな現実からできるだけ早く脱するには、自分の人生を設計することが大事です。

もし、今、３０歳であれば「３５歳ではこんな感じになっている」、「４０歳ではこんな感じになっている」といった具合に自分自身の理想像をイメージしておくべきでしょう。

そのイメージに近づくために、「今」を過ごすべきです。

皆、これをしていないのです。

だから、会社に人生を設計され、支配されてしまうのです。

ちなみに私自身のことを言わせていただくと、「親が運動会等に行けないと、子どもが可哀そう」とは１％も思っていないので念のため。

私が行きたいから勝手に行っているだけです。

中には「特に行きたくない」、「母親だけ行けばいい（または父親だけ）」と考えている人も結構、いますから。

バスケ観戦も同じです。

私が観戦したくて、応援したくて仕方ないのです。

私はその衝動に従っているだけです。

が、多くの人は（前述のように）自分の衝動に従うのではなく、「権力」に従っています。

私はそれが「おかしい」と言っているのです。

さらに言えば、仕事は年に２５０日くらいあります。

一方、運動会は年に１日です。

もっと言えば、仕事を４０年間するとすれば「２５０日×４０年」で、なんと「１００００日」です。

一方、運動会は一生で「９日」です。
※小、中学校として。

その差は「１１１１倍」です。

これで仕事を優先するって、相当な「拘束状態」だと思いませんか。

そんな人生は狂っています。

運動会や授業参観等に「行きたい」と思うのであれば、行くべきです。

是非とも現状から脱出してください。

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