2016年 12月 27日
No.3397 12月27日(火):「クリエイティブ」か、「ルーチン」か? |
こんにちは。遠藤です。本日はホテル出発→体育館→車内で仕事→体育館→車内で仕事→体育館→車内で仕事→体育館→ホテルへ戻る、といった実に楽しい一日でした。
誤算は体育館(というか駐車場)でネットがつながらなかったこと。
あとは海が近いこともあってか、かなりの暴風だったことですかね・・。
さて、そんな一日の朝、ワイドショーで佐川急便の社員がお客さまの荷物を投げつけているニュースが報じられていました。
「イライラすることが多かった」ということですが、あれは滅茶苦茶ですね。
本人が一番悪いのはもちろんですが、少なからず会社にも問題があるはずです。
佐川急便といえば、かつて社員の自殺が労災認定されましたが、昨今の電通事件などを見ても、多くの会社の経営陣が長時間労働を問題視しているとは思えません。
心の底では「そんな甘いことでどうする」と思っているはずです。
そんな背景もあってか、厚生労働省は違法な長時間労働を放置する企業の社名公表基準を厳しくすると発表しました。
基準は、従来の「月100時間超」から「月80時間超」に短縮(?)されています。
対して、日本生産性本部が発表した日米の労働生産性に関する調査結果によると、日本の卸売・小売業の労働生産性は対米で約38%、飲食・宿泊業が約34%、サービス産業は約50%という結果になりました。
これが実体です。
100メートル走に喩えれば、(サービス業従事者は)アメリカ人が10秒で走るところを、20秒かかっているということです。
だから、結果を出そうと思えば、長時間労働するしかないのです。
が、それも問題だということで「遅さ」は温存しつつ、労働時間を短縮しようとしているわけです。
仮に労働時間を10秒に短縮するなら、仕事量は50メートルになりますから、今までの半分の仕事量になります。
となれば、経営者は社員の給料を半分にして、雇用者を倍にする方が合理的です。
が、これでは雇用される側が納得するはずがありません。
では、どうしたらいいかというと、私なりの解決法は労働方法を二極化させるというものです。
1つは自由裁量で働けるもの。
もう1つは時間で管理し、徹底的に法令を順守するものです。
前者は結果を給料に反映させます。
その代わり、どこで何をやっていようが自由です。
後者は結果責任を問いません。
その代わり、時間で管理されます。
当たり前ですが、世の中で活躍しているリーダーで「仕事は1日8時間」なんていう、国が決めた基準に従っている人はいません。
働きたいだけ働き、働きたくないときは働かないという自由裁量です。
が、そのような層は5%程度しかいません。
あとの人たちは時間で管理されています。
正邪ではなく、こうなる理由は自由裁量で働く力がないからです。
自由裁量権が発揮できないのだから、時間で管理されるしかありません。
なのに、この人たちに「時間外労働」を強い、さらに「結果責任」などを求めるからおかしくなるのです。
もちろん、冒頭の佐川急便とかタクシー会社など長時間、肉体を駆使する会社で自由裁量はダメです。
※この分野はAI化等で仕事を奪われる可能性があります。
私の言葉でいえば「クリエイティブかルーチンか」ということです。
各自はこのいずれかを選び、納得して生きることが、自分らしい人生につながっていくと思います。
*****************
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誤算は体育館(というか駐車場)でネットがつながらなかったこと。
あとは海が近いこともあってか、かなりの暴風だったことですかね・・。
さて、そんな一日の朝、ワイドショーで佐川急便の社員がお客さまの荷物を投げつけているニュースが報じられていました。
「イライラすることが多かった」ということですが、あれは滅茶苦茶ですね。
本人が一番悪いのはもちろんですが、少なからず会社にも問題があるはずです。
佐川急便といえば、かつて社員の自殺が労災認定されましたが、昨今の電通事件などを見ても、多くの会社の経営陣が長時間労働を問題視しているとは思えません。
心の底では「そんな甘いことでどうする」と思っているはずです。
そんな背景もあってか、厚生労働省は違法な長時間労働を放置する企業の社名公表基準を厳しくすると発表しました。
基準は、従来の「月100時間超」から「月80時間超」に短縮(?)されています。
対して、日本生産性本部が発表した日米の労働生産性に関する調査結果によると、日本の卸売・小売業の労働生産性は対米で約38%、飲食・宿泊業が約34%、サービス産業は約50%という結果になりました。
これが実体です。
100メートル走に喩えれば、(サービス業従事者は)アメリカ人が10秒で走るところを、20秒かかっているということです。
だから、結果を出そうと思えば、長時間労働するしかないのです。
が、それも問題だということで「遅さ」は温存しつつ、労働時間を短縮しようとしているわけです。
仮に労働時間を10秒に短縮するなら、仕事量は50メートルになりますから、今までの半分の仕事量になります。
となれば、経営者は社員の給料を半分にして、雇用者を倍にする方が合理的です。
が、これでは雇用される側が納得するはずがありません。
では、どうしたらいいかというと、私なりの解決法は労働方法を二極化させるというものです。
1つは自由裁量で働けるもの。
もう1つは時間で管理し、徹底的に法令を順守するものです。
前者は結果を給料に反映させます。
その代わり、どこで何をやっていようが自由です。
後者は結果責任を問いません。
その代わり、時間で管理されます。
当たり前ですが、世の中で活躍しているリーダーで「仕事は1日8時間」なんていう、国が決めた基準に従っている人はいません。
働きたいだけ働き、働きたくないときは働かないという自由裁量です。
が、そのような層は5%程度しかいません。
あとの人たちは時間で管理されています。
正邪ではなく、こうなる理由は自由裁量で働く力がないからです。
自由裁量権が発揮できないのだから、時間で管理されるしかありません。
なのに、この人たちに「時間外労働」を強い、さらに「結果責任」などを求めるからおかしくなるのです。
もちろん、冒頭の佐川急便とかタクシー会社など長時間、肉体を駆使する会社で自由裁量はダメです。
※この分野はAI化等で仕事を奪われる可能性があります。
私の言葉でいえば「クリエイティブかルーチンか」ということです。
各自はこのいずれかを選び、納得して生きることが、自分らしい人生につながっていくと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2016-12-27 19:18