2017年 06月 17日
No.3569 6月17日(土):学長に訊け!Vol.211(通巻401) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「先週のメルマガの『おすすめ本』に『マネジメント層は社員の能力の半分も活用できていない』という一節がありました。これまでフィットネス業界の企業や個人を見てきて同じような印象でしょうか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
基本的には著者の言うとおりだと思います。
が、その前に認識しておくべきことがあります。
それは「経営層は社員の能力を最大限に発揮しようなどとは微塵も思っていない」ということです。
※口では何とでも言える。
ほとんどの経営層の発想は「命令と管理」です。
社員は経営層からの指示、命令に従って、忠実に任務を遂行することが求められます。
その伝達者(伝書鳩)が部長や課長という人たちです。
指示や命令に忠実に従い、まぁまぁの結果を出すのが「よい部長(課長)」です。
つまり、「能力の半分も活用できていない」のではなく、「能力を半分ちょっとくらい発揮してくれればそれでいい」のです。
それが「会社というところ」です。
私は「こんなのは楽しくもなんともない」、「もっと自由にやらせてくれ」と思います。
だから、大手時代の最後の方は営業部長(上司)に対し、「店舗訪問には来なくても大丈夫です。私に任せてください。その代わり、結果が出なければ地球の裏側まで飛ばしてもらって結構です」と公の場で発言していました。
もちろん、こんなことは通りません。
結果、私と同じように「いつまでも管理されたくない」と思う人は組織を飛び出すことになるのです。
が、多くの場合、こうはなりません。
そうなる理由は、各個人に自分の能力を向上させたり、発揮させたりという気持ちがないからです。
私からすると「経営層が社員の能力の半分も活用できていない」のではなく、「各個人に自分の能力を向上させたり、発揮させたりという気持ちがない」のです。
※これも口では何とでも言える。
ここで「管理したい経営層」と「向上心のない個人」で思惑が一致します。
これが多くの企業の実体だと思います。
だから、私のようには「命令と管理」を嫌う人間が設立した会社で仕事をしない限り、抑圧から解放されることはありません。
この著者も「命令と管理」を嫌っていることは風貌や服装、発言から明らかです。
が、「命令と管理」から解放されることと「社員の能力を最大活用すること」は比例しません。
これは各自が「自分の能力を最大発揮するチャンスを得た」という段階に過ぎないからです。
ここで必要な努力を継続する人は成長するし、その努力を怠る者は逆に「命令と管理」を強化されるということにもなりかねません。
【今回のご相談】
「先週のメルマガの『おすすめ本』に『マネジメント層は社員の能力の半分も活用できていない』という一節がありました。これまでフィットネス業界の企業や個人を見てきて同じような印象でしょうか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
基本的には著者の言うとおりだと思います。
が、その前に認識しておくべきことがあります。
それは「経営層は社員の能力を最大限に発揮しようなどとは微塵も思っていない」ということです。
※口では何とでも言える。
ほとんどの経営層の発想は「命令と管理」です。
社員は経営層からの指示、命令に従って、忠実に任務を遂行することが求められます。
その伝達者(伝書鳩)が部長や課長という人たちです。
指示や命令に忠実に従い、まぁまぁの結果を出すのが「よい部長(課長)」です。
つまり、「能力の半分も活用できていない」のではなく、「能力を半分ちょっとくらい発揮してくれればそれでいい」のです。
それが「会社というところ」です。
私は「こんなのは楽しくもなんともない」、「もっと自由にやらせてくれ」と思います。
だから、大手時代の最後の方は営業部長(上司)に対し、「店舗訪問には来なくても大丈夫です。私に任せてください。その代わり、結果が出なければ地球の裏側まで飛ばしてもらって結構です」と公の場で発言していました。
もちろん、こんなことは通りません。
結果、私と同じように「いつまでも管理されたくない」と思う人は組織を飛び出すことになるのです。
が、多くの場合、こうはなりません。
そうなる理由は、各個人に自分の能力を向上させたり、発揮させたりという気持ちがないからです。
私からすると「経営層が社員の能力の半分も活用できていない」のではなく、「各個人に自分の能力を向上させたり、発揮させたりという気持ちがない」のです。
※これも口では何とでも言える。
ここで「管理したい経営層」と「向上心のない個人」で思惑が一致します。
これが多くの企業の実体だと思います。
だから、私のようには「命令と管理」を嫌う人間が設立した会社で仕事をしない限り、抑圧から解放されることはありません。
この著者も「命令と管理」を嫌っていることは風貌や服装、発言から明らかです。
が、「命令と管理」から解放されることと「社員の能力を最大活用すること」は比例しません。
これは各自が「自分の能力を最大発揮するチャンスを得た」という段階に過ぎないからです。
ここで必要な努力を継続する人は成長するし、その努力を怠る者は逆に「命令と管理」を強化されるということにもなりかねません。
基本的に成長とか向上は「個人の問題」です。
そもそも私は「会社が社員の能力を最大活用すること」という表現に違和感があります。
そうではなく、「個人が自分の能力を最大発揮すること」が正しいでしょう。
会社はその「場」をつくるまでです。
結果、「個人が自分の能力を最大発揮できる状態」になれば、大変望ましいと考えています。
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by fitnessbiz-01
| 2017-06-17 18:30