No.3711 11月6日（月）：「経費のごまかし」はやめよう

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今回はビートたけしさんの著書を参考にしながら、「経費のごまかし」について触れました。

「出張経費のごまかし」は前都知事が有名で、この方についてたけしさんは、「ホテル三日月でちゃっかり領収書をもらっている」「家族の食事なのにスタッフ会議といって領収書をもらっている」「趣味の美術品で領収書をもらっている」などの具体例を挙げ、「とにかくセコいバカ」と断じておりました(笑)。

当然のことながら、この前都知事は多くの都民の顰蹙を買い、同時に「最低の人間」という烙印を押され、その地位を追われました。

が、「これと同じようなこと」はフリーランス業界でも行なわれています。

例えば、こういうことです。

先輩と後輩２名の合計３名で食事をしたとします。

一人８００円とします。

で、この先輩が何をやるか。

後輩から代金（８００円×２名）をもらい、そして、３名分の領収書を切るのです。
※サラリーマンの皆さま、怒ってください！

実際、この光景を見たことがあります。

それを見たときに「この人はないな」と思いました。

これは「他人のお金で、自分の収入を増やした」ということです。

言うまでなく、「不正行為」です。

この人は「目先の８００円」のために、将来の「信用」を失ったのです。

前都知事とまったく同じです。
※「都知事は税金だから別である」という話ではない。

もちろん、その１６００円を売上に計上するならわかりますが、そんな細かいことをするわけがありません。

会社組織にしておらず、個人で確定申告していると、こういう「不正」がやりやすい状況にあります。

中には明らかな生活費を経費計上したり、他人から領収書をもらったりしている人もいるようです。

おそらく、こういうことを指南している先輩がいるのでしょう。

「最低最悪の行為」だと思います。

当然、私も経費処理はしますが、これらのことは常識というか、良心を逸脱しています。

もし、私が毎晩飲んでいる赤ワインを「抗酸化作用による健康づくりのためです」という理由で経費計上していたら、どう思いますか？

「なんてセコい奴だ」と思うはずです。

たけしさんも言われているとおり、「セコさ」というのは、その人の人間的信用を失墜させます。

人間としての「土台」に「セコさ」があれば、その人のまわりから人は離れていきます。

また、これは以前に述べた「ピザパイ的発想」ですから、仮にどれだけ勉強しても、どれだけ専門知識をつけても、その人の「人間としての器」はまったく大きくなりません。

人は離れるわ・・人としての器は変わらぬままだわ・・。

たけしさんに言われるまでもなく、何事においても「ごまかし」はやめましょう。

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