No.3713 11月8日（水）：５０００万円あげるから、さっさと辞めてくれ

こんにちは。遠藤です。水曜は無料メルマガ「自分の人生のリーダーになろう！」の配信日です。

今回は「給料は会社からもらっているのではない」ということを書きました。

大半の人が「会社です」、「社長です」と思っているようですが、こうなっていれば「洗脳完了」です。

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さて、三越伊勢丹ＨＤが「ネクストキャリア制度で、最大５０００万円の退職金を積み増す」と発表しました。

これは「余分に５０００万円あげるから、さっさと辞めて、次の会社に行ってください」という制度です。

これまでは５０歳以上が対象でしたが、この度、めでたく４８歳以上に対象年齢が引き下げられました。

この４８～５０歳というのは所謂、「バブル期入社組」です。

記事によると、バブル期以前に入社した社員は３０～４０％が部長となれたようですが、バブル期入社組は１０％も部長職についていないそうです。

会社側は「会社としての採用責任もある」と述べていますが、「とんでもなく甘い」と思います。

どこかの旅行会社のように破産することがわかっているのに採用活動をしていれば「会社の責任」ですが、三越伊勢丹ＨＤはしっかり経営をしてきたわけだし、何よりも採用から３０年近くが経過しているのです。

どう考えても「社員個人の責任」です。

それで「最大５０００万円もらえる」など泥棒に近いと思います。

私は今週の有料メルマガで「大半の４０歳代は出世もできないし、転職しても活躍できないし、給料も上がらない」と書きました。

「バブル期入社組」は「その上の世代」になるわけですが、「残念ながら逃げ切れなかった」ということです。

これまで自分を磨く努力を怠ってきたのですから、５０００万円を手にしたところでデジャブになるだけです。

残りの人生で成功できるのは、５０００万円を丸々、自己投資に使える人だけでしょう。
※半分は税金で没収されますが。

が、おそらくほぼ全員は「ローン返済」に回すと思います。

こういう「損得マインド」だから、「お金をあげるから、さっさと辞めてください」と通告される５０歳になってしまうのです。
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