2018年 04月 14日
No.3870 4月14日(土):「学長に訊け!」Vol.231(通巻421) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「マスコミで(またしても)『糖質制限論争』をやっています。あまり関心がないかもしれませんが、このような動きを見ていてどう思われますか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
「糖質」を制限するのは当然だと思います。
ただし、それは「食べ過ぎの人」です。
食べ過ぎの人は制限すべきだし、適量な人は今のままでいいし、不足している人はもっと食べるべきです。
それだけのことです。
信頼していいのは現段階の医科学で定説になっていることだけです。
それ以外のことは「独自の主張」に過ぎません。
私は某書に記されていた「もっとも信頼できないのは専門家の意見である。私の研究室ではとか、私の患者ではといったところで、メタ視点のエビデンスに基づいていない限り信頼度はゼロである」という考え方に賛同しています。
だから、「肉には発がん性があるから食べてはいけない」なんていうのが「もっとも言ってはいけないこと」なのです。
自分がそう判断してやるのはいいですが、人に勧めたり、強制してはいけません。
こういうのを「正しさの押しつけ」といいます。
常に言っていますが、この世の中に「絶対に正しい」ということはありません。
日本人の特性なのでしょうが、何事も「正しいか、正しくないか」という尺度から見たがるから、考え方が偏屈で窮屈になっていくのです。
意外かもしれませんが、私の父は喫煙者です。
が、私は「吸いすぎない方がいいよ」とは言っても(それすら言いませんが)、「やめた方がいい」とは言ったことがありません。
「喫煙は悪だ」という尺度から見れば「正しくない」ということになるのかもしれませんが、81歳になってもかなりの遠方まで孫のバスケの応援にひとりでスタスタやって来るのであって、父にとっては「それが正しい」のです。
※念のため補足しておくと、業界人の喫煙は「金髪の警察官」みたいなもので、職業倫理上NGであると言っています。
「自分が正しい=相手が間違っている」です。
これまでも言ってきたとおり、「正しいか、正しくないか」という「二元論」を突き詰めていけばいくほど、その人の視野はどんどん狭くなっていきます。
「二元論」の先にあるのは宗教ですから。
食事に関する議論に宗教的な臭いがするのはそのためです。
以前、メルマガに書きましたが、瀬戸内寂聴さん(95歳)は(僧侶としてあるまじきことと批判されながら・・)、毎日、肉を食べ、お酒を飲んでいるのが有名です。
私はこうありたいですね。
「楽しんで生きること」に勝る「健康法」はないと思います。
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「糖質」を制限するのは当然だと思います。
ただし、それは「食べ過ぎの人」です。
食べ過ぎの人は制限すべきだし、適量な人は今のままでいいし、不足している人はもっと食べるべきです。
それだけのことです。
信頼していいのは現段階の医科学で定説になっていることだけです。
それ以外のことは「独自の主張」に過ぎません。
私は某書に記されていた「もっとも信頼できないのは専門家の意見である。私の研究室ではとか、私の患者ではといったところで、メタ視点のエビデンスに基づいていない限り信頼度はゼロである」という考え方に賛同しています。
だから、「肉には発がん性があるから食べてはいけない」なんていうのが「もっとも言ってはいけないこと」なのです。
自分がそう判断してやるのはいいですが、人に勧めたり、強制してはいけません。
こういうのを「正しさの押しつけ」といいます。
常に言っていますが、この世の中に「絶対に正しい」ということはありません。
日本人の特性なのでしょうが、何事も「正しいか、正しくないか」という尺度から見たがるから、考え方が偏屈で窮屈になっていくのです。
意外かもしれませんが、私の父は喫煙者です。
が、私は「吸いすぎない方がいいよ」とは言っても(それすら言いませんが)、「やめた方がいい」とは言ったことがありません。
「喫煙は悪だ」という尺度から見れば「正しくない」ということになるのかもしれませんが、81歳になってもかなりの遠方まで孫のバスケの応援にひとりでスタスタやって来るのであって、父にとっては「それが正しい」のです。
※念のため補足しておくと、業界人の喫煙は「金髪の警察官」みたいなもので、職業倫理上NGであると言っています。
「自分が正しい=相手が間違っている」です。
これまでも言ってきたとおり、「正しいか、正しくないか」という「二元論」を突き詰めていけばいくほど、その人の視野はどんどん狭くなっていきます。
「二元論」の先にあるのは宗教ですから。
食事に関する議論に宗教的な臭いがするのはそのためです。
以前、メルマガに書きましたが、瀬戸内寂聴さん(95歳)は(僧侶としてあるまじきことと批判されながら・・)、毎日、肉を食べ、お酒を飲んでいるのが有名です。
私はこうありたいですね。
「楽しんで生きること」に勝る「健康法」はないと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2018-04-14 17:52