2018年 07月 27日
No.3974 7月27日(金):当たり前に正当化される「やりがい搾取」 |
こんにちは。遠藤です。本日、金曜日はFBL大学のオンラインセミナーの公開日です。
第4週目は「リアルタイム・ケーススタディ(健康産業界を斬る)」です。
なお、ご案内メールが届かない方はメールアドレスを変更したとか、受信拒否設定になっているなどの原因があります。当方からはどうしようもできないので、該当されている方は自主改善をお願いします。
また、「迷惑メール」へ振り分けられていないかもチェックをお願いします。
さて、本日配信した講座の中で、私は「やりがい搾取」について述べています。
「やりがい搾取」とは「労働者が金銭による報酬の代わりに『やりがい』という報酬を強く意識させられることで、賃金抑制が常態化したり、無償の長時間労働が奨励されたりする働きすぎの組織風土に取り込まれ、自覚のないまま労働を搾取されている状態」です。
当業界では、この状態が当たり前に正当化されています。
代表的な考え方は、好きな仕事をやっているのだから・・、経験という財産が手に入っているのだから・・、ベンチャー企業だから・・といったものです。
が、以下写真の通り、これらはすべて「やりがい搾取」です。
結果、長時間労働が黙認されたり、休みが少なかったり、「中抜け」などという信じがたい制度が正当化されます。
休みに関して言えば、法定上は「使用者は少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」とありますが、今の時代、正社員であるならば「週2日以上」が常識です。
「毎週1日」が正当化されれば、経営側は残りの6日間を調整して40時間を構成することができます。
こんなのは経営側の身勝手な理屈に過ぎません。
皆さまの会社でこういうことが正当化されているなら、そんな会社はさっさと辞めるべきだと思います。
何故、こうなるかといえば、経営者の雇用に関する意識が論外的に低いからです。
成長しろとか、自己投資しろとか、結果を出せとか、売上を上げろなどと要求することには熱心ですが、雇用に関してはその1/100程度の意識も自覚もないのです。
合わせて「自分がこうやって来た」という思いが強いのだと思います。
が、常に言っている通り、こういう人は「人を採用してはいけない」のです。
当業界は「若年層の組織離脱」が後を絶ちません。
※8月講座の「対話」のテーマでもある。
この背景には各個人の考え方の問題だけでなく、経営側の考え方や能力も大いに関係していると思います。
*****************
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▼私の初の出版本である「自分自身を取り戻せ!」のお申込みは上記ホームページから、下部の「書籍の販売」をクリックしてください。
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さて、本日配信した講座の中で、私は「やりがい搾取」について述べています。
「やりがい搾取」とは「労働者が金銭による報酬の代わりに『やりがい』という報酬を強く意識させられることで、賃金抑制が常態化したり、無償の長時間労働が奨励されたりする働きすぎの組織風土に取り込まれ、自覚のないまま労働を搾取されている状態」です。
当業界では、この状態が当たり前に正当化されています。
代表的な考え方は、好きな仕事をやっているのだから・・、経験という財産が手に入っているのだから・・、ベンチャー企業だから・・といったものです。
が、以下写真の通り、これらはすべて「やりがい搾取」です。
休みに関して言えば、法定上は「使用者は少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」とありますが、今の時代、正社員であるならば「週2日以上」が常識です。
「毎週1日」が正当化されれば、経営側は残りの6日間を調整して40時間を構成することができます。
こんなのは経営側の身勝手な理屈に過ぎません。
皆さまの会社でこういうことが正当化されているなら、そんな会社はさっさと辞めるべきだと思います。
何故、こうなるかといえば、経営者の雇用に関する意識が論外的に低いからです。
成長しろとか、自己投資しろとか、結果を出せとか、売上を上げろなどと要求することには熱心ですが、雇用に関してはその1/100程度の意識も自覚もないのです。
合わせて「自分がこうやって来た」という思いが強いのだと思います。
が、常に言っている通り、こういう人は「人を採用してはいけない」のです。
当業界は「若年層の組織離脱」が後を絶ちません。
※8月講座の「対話」のテーマでもある。
この背景には各個人の考え方の問題だけでなく、経営側の考え方や能力も大いに関係していると思います。
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by fitnessbiz-01
| 2018-07-27 18:07