2018年 09月 08日
No.4017 9月8日(土):ここが「根本的に間違っている」 |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
こんにちは。遠藤です。本日の「学長に訊け」はお休みです。
さて、昨日は「常識がない専門家に強烈な違和感がある」と述べました。
今日は別の観点からの「違和感」の話をします。
「違和感」というより「根本的に間違っている」といった方が的確ですが、それは世にある健康理論の大半が「健康な人を基準にしていない」ということです。
健康になりたいのであれば「健康な人」を基準にするのが当たり前です。
野球選手になりたければ、野球選手になった人を参考にするでしょう。
野球選手になれなかった人を見習って、野球選手になろうとする人はいません。
※もちろん、「反面教師」という点では参考になりますが、それだけです。
したがって、健康長寿になりたいのであれば、健康長寿な人を1000人くらい集めて(できるだけ多く)、帰納的推論からそこに共通する方法を抽出すればいいのです。
が、世にある健康法は「健康ではない人(病人)」を基準にして理論を展開しています。
「病人」を基準にして「健康になろう」としているのです。
※これが如何にナンセンスかを野球選手で考えてほしい。
わかりやすいのが、「高血圧」を巡る論争です。
ご存知のように「高血圧」については「高血圧学会」と「人間ドック学会」が対立しています。
ざっくり言えば、「人間ドック学会」の方が高血圧の基準が高いのです。
これに対し、「高血圧学会」は猛然と反発しました。
ちなみに支持者は「騙されないように」と言っております(笑)
が、こうなるのは当然です。
それは診ている対象が違うからです。
「高血圧学会」、つまり、お医者さんは「症状がある人」の検査を行い、「人間ドック学会」は「健康な人」を検査しているからです。
ここで私がお伝えしたいのは理論の正邪ではなく、「誰を診ているか」「何を見ているか」ということです。
細かな食品(栄養素)をめぐる議論も同じです。
例えば、「白米は身体に悪い」とします。
仮に「白米と玄米では、玄米の方がガンになりづらい」というデータがあるにしても、一方で「健康長寿な人の95%は白米を食べている(パンも牛乳も同じ)」ということになれば、その理論は確度を失います。
※病気を基準に比較実験をすれば、何であれ「AよりBの方が悪い」という結果になるに決まっている。
そもそも「こうすれば確実に健康になる」という方法はありません。
もし、若々しくいたいのであれば、細かな理論に傾倒するのではなく、「運動、栄養、休養、笑い」に関する基本的なことだけをやって、あとは若々しい人の生き方を参考にした方がいいでしょう。
「あれ、高齢になっても遊んでいる人の方が若々しいな」ということであれば、それを真似した方が「よっぽど健康にいい」と私は思います。
★2018年10月11日(木)、12日(金)に開催する「定例勉強会&懇親会」のご案内
・テーマ:「トレーナーが知っておくべきサプリメントの必須知識」
・時間:18時30分~20時45分(懇親会別途)
こんにちは。遠藤です。本日の「学長に訊け」はお休みです。
さて、昨日は「常識がない専門家に強烈な違和感がある」と述べました。
今日は別の観点からの「違和感」の話をします。
「違和感」というより「根本的に間違っている」といった方が的確ですが、それは世にある健康理論の大半が「健康な人を基準にしていない」ということです。
健康になりたいのであれば「健康な人」を基準にするのが当たり前です。
野球選手になりたければ、野球選手になった人を参考にするでしょう。
野球選手になれなかった人を見習って、野球選手になろうとする人はいません。
※もちろん、「反面教師」という点では参考になりますが、それだけです。
したがって、健康長寿になりたいのであれば、健康長寿な人を1000人くらい集めて(できるだけ多く)、帰納的推論からそこに共通する方法を抽出すればいいのです。
が、世にある健康法は「健康ではない人(病人)」を基準にして理論を展開しています。
「病人」を基準にして「健康になろう」としているのです。
※これが如何にナンセンスかを野球選手で考えてほしい。
わかりやすいのが、「高血圧」を巡る論争です。
ご存知のように「高血圧」については「高血圧学会」と「人間ドック学会」が対立しています。
ざっくり言えば、「人間ドック学会」の方が高血圧の基準が高いのです。
これに対し、「高血圧学会」は猛然と反発しました。
ちなみに支持者は「騙されないように」と言っております(笑)
が、こうなるのは当然です。
それは診ている対象が違うからです。
「高血圧学会」、つまり、お医者さんは「症状がある人」の検査を行い、「人間ドック学会」は「健康な人」を検査しているからです。
ここで私がお伝えしたいのは理論の正邪ではなく、「誰を診ているか」「何を見ているか」ということです。
細かな食品(栄養素)をめぐる議論も同じです。
例えば、「白米は身体に悪い」とします。
この時、健康長寿な人が「一切、白米を食べていない」というのであれば、その有害性は理解できます。
仮に「白米と玄米では、玄米の方がガンになりづらい」というデータがあるにしても、一方で「健康長寿な人の95%は白米を食べている(パンも牛乳も同じ)」ということになれば、その理論は確度を失います。
※病気を基準に比較実験をすれば、何であれ「AよりBの方が悪い」という結果になるに決まっている。
また、特定の食品や栄養素等が「如何に身体に悪いか」という細かな研究をしたところで、その「研究結果」を「健康長寿な人の多くが実践している」、または「実践していない人の多くが早死にしている」という事実で証明できない限り、それは「信じるか信じないかはあなた次第」という域を出ないのです。
もし、若々しくいたいのであれば、細かな理論に傾倒するのではなく、「運動、栄養、休養、笑い」に関する基本的なことだけをやって、あとは若々しい人の生き方を参考にした方がいいでしょう。
「あれ、高齢になっても遊んでいる人の方が若々しいな」ということであれば、それを真似した方が「よっぽど健康にいい」と私は思います。
★2018年10月11日(木)、12日(金)に開催する「定例勉強会&懇親会」のご案内
・テーマ:「トレーナーが知っておくべきサプリメントの必須知識」
・時間:18時30分~20時45分(懇親会別途)
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by fitnessbiz-01
| 2018-09-08 18:11

