2018年 12月 22日
No.4122 12月22日(土):「学長に訊け!」Vol.244(通巻434) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「今週の無料メルマガに『報連相を一緒に考えること自体がおかしい』と記されていました。日頃、『報連相の徹底』を求められていることもあり、そのことについてもう少し詳しく教えてください」
まず確認しておくと、「報連相」は仕事の基本なので重要です。
私は「報連相が不要だ」といっているわけではないので、その点は誤解なきようにお願いします。
以下は「その上で」という話です。
当たり前ですが、「報連相」とは「報告」と「連絡」と「相談」のことです。
それぞれは機能も必要性も求められる能力もまったく異なるものです。
誰が考えたのか知りませんが、それが「ほうれん草」との語呂合わせでうまく使われているだけです。
この中で私が最重視しているのは「報告」です。
それも「悪い報告」です。
これが実行されなければ厳しく叱責しますが、それ以外は日報とか週報といったルーチンワークで十分です。
日報も週報も「報」は「報告の報」ですから、立派な報告です。
私は「報告は上司がしろ」と言っているくらいです。
部下スタッフの意識を管理に誘導するような報告業務は減らしていくのが上司の仕事です。
続いての「連絡」は簡単です。
いついつまでこれをやってくださいとか、いついつにこういう行事がありますとか、こういったことが漏れるケースはほとんどありません。
ここにはルールが必要です。
例えば、「連絡メールには24時間以内に返信する」といったようなものです。
私の印象では「報連相」とか言っているわりに、こういうルール作りが放置されているケースの方が圧倒的に多いと感じます。
最後の「相談」ですが、これは「高難易度」です。
「相談力」は「質問力」とも言い換えられます。
そもそも、新聞も読んでいない、読書もしていないような人に「相談」も「質問」もできません。
「悪い報告ファースト」の実行に比べたら、100倍くらい難しいと思います。
これが「報連相を一緒に考えること自体がおかしい」と考える理由です。
簡単にまとめると。
・報告は悪い報告だけ。
・それ以外はルーチン。
・連絡は反応のルール化が必要。
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【今回のご相談】
「今週の無料メルマガに『報連相を一緒に考えること自体がおかしい』と記されていました。日頃、『報連相の徹底』を求められていることもあり、そのことについてもう少し詳しく教えてください」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
このことは何年も前から言っていることでもありますが。
私は「報連相が不要だ」といっているわけではないので、その点は誤解なきようにお願いします。
以下は「その上で」という話です。
当たり前ですが、「報連相」とは「報告」と「連絡」と「相談」のことです。
それぞれは機能も必要性も求められる能力もまったく異なるものです。
誰が考えたのか知りませんが、それが「ほうれん草」との語呂合わせでうまく使われているだけです。
私からすると全然関係ない概念が1つの言葉になっているようにしか見えません。
だから、私は「報連相」と一括りで言わないのです。
当然、それぞれは個別で指導します。
この中で私が最重視しているのは「報告」です。
それも「悪い報告」です。
これが実行されなければ厳しく叱責しますが、それ以外は日報とか週報といったルーチンワークで十分です。
日報も週報も「報」は「報告の報」ですから、立派な報告です。
私は「報告は上司がしろ」と言っているくらいです。
部下スタッフの意識を管理に誘導するような報告業務は減らしていくのが上司の仕事です。
続いての「連絡」は簡単です。
いついつまでこれをやってくださいとか、いついつにこういう行事がありますとか、こういったことが漏れるケースはほとんどありません。
それでも「連絡帳に書き忘れた」的なことが発生しますが、こういう人には連絡業務をさせないことです。
連絡で漏れるとすれば、対応であり、反応です。
ここにはルールが必要です。
例えば、「連絡メールには24時間以内に返信する」といったようなものです。
私の印象では「報連相」とか言っているわりに、こういうルール作りが放置されているケースの方が圧倒的に多いと感じます。
最後の「相談」ですが、これは「高難易度」です。
「相談力」は「質問力」とも言い換えられます。
そもそも、新聞も読んでいない、読書もしていないような人に「相談」も「質問」もできません。
「悪い報告ファースト」の実行に比べたら、100倍くらい難しいと思います。
これが「報連相を一緒に考えること自体がおかしい」と考える理由です。
簡単にまとめると。
・報告は悪い報告だけ。
・それ以外はルーチン。
・連絡は反応のルール化が必要。
・相談は大事だが、その前に基本能力アップ。
です。
以下は某専門学校にはられていたポスターです。
フィットネスビズの社員が「面白いものを発見しました」と大喜びで送ってきました。
社会人と専門学校生で「求められているレベルが同じ」ということです。
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by fitnessbiz-01
| 2018-12-22 17:08