No.4175 2月13日（水）：「本業」も三流、「副業」も三流

こんにちは。遠藤です。水曜は無料メルマガ「自分の人生のリーダーになろう！」の配信日です。

今回のテーマは「価値を変えずに価格を変えても意味がない」」です。

「現場も見ない経営者が、数字だけを見て『あれをやれ、これをやれ』と言っている」ということを書きました。

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さて、予定通りに今日は「マルチ商法」について記します。

どうやら、当業界にも美容品とか健康食品の「マルチ商法」に手を出している人がいるようです。

「カネに目がくらんだ愚行」としか言いようがありません。

「マルチ商法」と似たものに「ねずみ講」があります。

どうやら、「マルチ商法」は合法で「ねずみ講」は違法ということです。

線引きは会員権を売っているか、物品を売っているかという対価発生ポイントの違いにあるようですが、「みそくそ一緒」とはこのことだと思います。

これは「合法」といっても「違法ではない」という解釈でしかありません。

これらの商法の問題点は「儲かるよ」と言って他人を巻き込むことです。

この時、「儲かるよ」は自分です。

他人を巻き込むことで自分が儲かるように巧みに設計されているからです。

まぁ、合法ということなのでやるのは自由ですが、もしも社員とか家族、そしてＦＢＬ大学でともに学ぶ方々が手を出したら、厳しく叱責します。

社員と家族なら、首っ玉を掴んででもやめさせます。

そうする理由は大きく３つあります。

１つは昨日の「インチキネット教材」もそうですが、「カネ儲け」が目的なことです。

そこに大義はありません。

美容品とか健康食品という商品が、なんとなく健康系だから許されると思っているのでしょうが、本心は「儲かりそうだからやっているだけ」です。

「カネ目当ての商売」は必ず崩壊します。

２つは「給料の補填のためにやっていること」です。

「本業の収入が低い人ほど副業をやっている」というのはデータ上も明らかになっています。

要は「本業」が三流の人間がやっているのです。

「本業も三流、副業も三流」ということです。

こんなことをやっていれば、「一生、三流」です。

３つは「人間関係を崩壊させる」ということです。

１０年以上前に久々に連絡が来てお会いした女性がいます。

そうしたら「マルチ商法の勧誘」でした。

私のことが「カネ」にしか見えないのでしょう。

それ以来、二度と会っていないし、「顔を見るのも嫌だ」と思うようになりました。

「カネの切れ目は縁の切れ目」とはよく言ったものです。

「カネ目当て」という動機は人間関係を崩壊させるのです。

子ども達に聞くと、大学生の間にも「マルチ商法」は浸食しています。

中には年収が１０００万円近くになる学生もいるようです。

学生であろうが何であろうが、まっとうなビジネスで稼ぐのは一向に構いません。

しかし、この人たちには価値提供できる能力がありません。

価値提供できない人間が、巧みなシステムに便乗することで大金を稼いでいるのです。

ここに詐欺性があるのです。

「世の中をよくしている」「相手のためになっている」というのが彼等彼女等の常套句ですが、その実態は「カネ目当ての人間が情報弱者から巻き上げているだけ」です。

繰り返しですが、やるのは自由です。

が、私はそういうマインドの人間とは、くれぐれも付き合いたくないし、同じ空気を吸いたくないと思います。
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