2019年 07月 09日
No.4321 7月9日(火):「ビジネスモデル」が「時間労働型疲弊モデル」になっている |
こんにちは。遠藤です。パソコンのマウスを変えたところ、作業がウソのように快適になり驚いております。
さて、昨日は7月21日(日)と8月4日(日)に名古屋で開催する勉強会のご案内をさせていただきました。
そこにはパーソナルトレーナーの方々も多く参加されると思います。
パーソナルトレーナーや所謂、整体師といわれる方々の中には、年収が1000万円を超える方も少なくないようです。
その売上の公式をざっくり言えば、「顧客数✕平均レッスン数✕客単価」です。
※「+物販等」ですが、ここでは割愛。
数字を入れるなら「顧客25人✕平均4レッスン/月✕単価10000円=100万円」というようなものです。
※これで年間売上約1200万円。数字はテキトーです。
「年収1000万円」は稀少な結果です。
とはいえこれは、街中で「60分3980円」と宣伝しているマッサージ店(もどき)のスタッフと同じ働き方になります。
3980円か10000円かに違いがあるだけで、あとは同じです。
もっと言えば、「時給980円」でスーパーのレジうちをしている人とも同じです。
「時間×単価」で報酬が計算できるからです。
わかりやすく言えば「時間労働者」です。
これは正邪を言っているのではありません。
事実としてそうだと言っているのです。
こういった一連を「ビジネスモデル」といいます。
「ビジネスモデル」とは「売上や利益を生み出す仕組み」のことです。
「顧客数✕平均レッスン数✕客単価」が「ビジネスモデル」ということは、売上や利益を生み出すには「顧客数」か「レッスン数」か「客単価」を増やすしか方法はありません。
が、トレーナーの多くは既存顧客と仲良くすることは得意でも、新規顧客を獲得する能力は高くありません。
したがって、売上や利益を確保するために「既存顧客」を維持して「レッスン数」を増やすことにアプローチするようになります。
「月3回」の方に「月4回やりましょう」と言うようになるわけです。
が、これは顧客のためでしょうか?
「自分の収入のため」だと私は思います。
または「単価を上げて成功しました」的な事例を聞いたり、ハウツー本等を読んでは単価を上げようとします。
これも「自分の収入のため」です。
FBL大学の講座や業界誌で幾度も言っていますが、こんなことを続けていれば必ず「双方の疲弊」を招きます。
トレーナーも良心が痛んでくるはずだし、顧客も金銭面で限界が来ます。
私はこの「ビジネスモデル」を「疲弊モデル」と名付けています。
だから、活動が長続きしないのです。
または長続きしても「ごくごく少数のクライアントといつまでもべったりするしかない」というようなことになるのです。
当然、勉強会ではこういったことにも触れていきます。
明日もこの話題を続ける予定です。
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by fitnessbiz-01
| 2019-07-09 17:50