No.4337 7月25日（木）：「学長に訊け！」Ｖｏｌ.260（通巻450）

※毎週木曜日は「学長に訊け！」です。

こんにちは。遠藤です。木曜はプロフェッショナルトレーナー原田一志さんの「間違いだらけのフィットネストレーニング」のアップ日です。

是非、こちらからご覧ください。

さて、毎週木曜は「学長に訊け！」です。

では、今回のご質問！

【今回のご質問】　
「遠藤さんは社長時代に、選挙で投票に行くことを社員に義務づけていたとお聞きしたか、読んだことがあります。日頃、『政治の話はしない』といわれているのに、そこだけは入っていかれるのは何故ですか？」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
ちなみに今は「ひとり社長」なので、特に誰にも義務づけてはいません。

また、当時も「実際に行ったかどうか」をチェックしていたわけではありません。

が、強い調子で「行くように」と言っていたので、行っていたとは思います。

今でも「行くべきだ」という姿勢に変わりはありません。

その理由は単純です。

明日に配信するＦＢＬ大学の講座でも関連したことを言いますが、特に国政選挙の投票に行かないというのは「誰かがつくってくれた世界で、ただ困らずに生きている」という姿勢を鮮明にすることだと思うからです。

それをしないというのであれば、その人は「いないも同然」だと思います。

もちろん、今の世の中を見れば「投票しても何も変わらない」と考えるのは理解できます。

だからといって、世の中の流れに身を任せて生きる一方で、困ったときだけ個別に文句を言うというのはあまりにも幼稚で無責任だと思います。

しかも、「老後資金２０００万円不足問題」などを見ても、今の時代は国が作った制度が崩壊し、自分たちの未来の生活に支障が出ていることが明らかになっているのです。

にもかかわらず、投票率が約４８％というのは、この国は終わっています。

ただし、投票率が１００％というのは異常な世界です。

２０％程度は絶対に行動しません。

ここから残りの８０％の、さらに８０％が行動すると考えると、私は６４％程度の投票率が正常だと考えています。

先般、読んだ本で世界トップクラスの投資家が「私が１０歳だったら、日本を離れて他国に移住する」と述べていました。

少子高齢化、人口減少、なのに移民拒否、さらに腰を抜かすほどの財政赤字。

「債務が大きい国が常に酷い姿になって終焉することは歴史が証明している」と。

そして「北朝鮮の方がよほど買いだ」と。

別に悲観的なことをいうつもりはないですが、「そうだろうな」と思います。

なので、選挙に投票に行くことが「政治の話」だとは思っていません。

これは「自分たちの未来の話」です。

なので「せめて投票くらい行きなさいよ」ということです。

と同時に自分のまわりのことは、できる限り自力で改善していく。

この２つが基本姿勢だと思っています。

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