2019年 12月 10日
No.4475 12月10日(火): 「弱い紐帯の強さ」と「強い紐帯の弱さ」 |
こんにちは。遠藤です。先週のブログに「年収800万円以上が最低基準」と書きましたが、なかなか良い反響です。
ご自身を点火する人が一人でも多くいることを願っています。
さて、昨日は「個人は会社と正社員契約ではなく個人事業主契約をすべきだ」と記しました。
ただし、当たり前ですが、これはタニタのように社長がそう考えているとか、そういう風土がある会社においてです。
旧態依然とした価値観の会社でいきなりそんなことを主張してもハブにされて立場が悪くなるだけですので注意してください。
その前提において、私が個人事業主契約をすすめるのは「弱い紐帯の強さ」を重視しているからです。
ちなみに「弱い紐帯の強さ」とは(平野敦士カール先生から学んだのですが)、アメリカ合衆国の社会学者でスタンフォード大学社会学部教授のグラノヴェッター氏が提唱した理論です。
それは「新規性の高い価値ある情報は、自分の家族や親友、職場の仲間といった社会的つながりが強い人々(強い紐帯)よりも、知り合いの知り合い、ちょっとした知り合いなど社会的つながりが弱い人々(弱い紐帯)からもたらされる可能性が高い」というものです。
この理論に則れば、「弱い紐帯」の方が高いパフォーマンスを発揮できる可能性が高いといえます。
また、経験上もそう確信できます。
だから「弱い紐帯の強さ」を重視しているのです。
もちろん「弱い紐帯の強さ」を発揮できるのは「個」です。
組織に順応できないようなフリーランスの集合体は「烏合」であり「紐帯」とはいえません。
当たり前ですが、「弱い紐帯」の対語が「強い紐帯」です。
「強い紐帯」は会社において必要とされます。
何故なら、会社では社長の方針や考え方、営業施策を徹底する必要があるからです。
実際、名だたる経営者はわかりやすく「強い紐帯」を強化しています。
メルマガにも書いたのですが、このパターンが成立するのは以下の2つのケースです。
1つ社員が完全に歯車化しているケースです。
社員は命令に従うことでしか、自分の存在を示すことができません。
2つは社長と社員が忠誠心で結ばれているケースです。
こちらは「社長にお世話になった」「社長を尊敬している」といった情緒的な感情で両者が結ばれています。
いずれにせよ、どちらも社員は「従う人」です。
が、社員側が優秀で自立的であればあるほど、この関係性は長続きしません。
これまた実際、名だたる経営者のもとからは数え切れないほどの優秀な人材が離脱し、他の場所において自分がリーダーとなり輝いています。
(優秀かどうかは別にして)、私も「強い紐帯」のもとではやっていけません。
私はこれを「強い紐帯の弱さ」と呼んでいます。
社長が倒れれば、その紐帯は崩壊します。
だからリーダーは社員を抱え込んではいけないのです。
そうではなく、社員であり周囲の人たちを自立させ解放すること。
これこそがリーダーに求められる能力だと私は考えています。
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さて、昨日は「個人は会社と正社員契約ではなく個人事業主契約をすべきだ」と記しました。
ただし、当たり前ですが、これはタニタのように社長がそう考えているとか、そういう風土がある会社においてです。
旧態依然とした価値観の会社でいきなりそんなことを主張してもハブにされて立場が悪くなるだけですので注意してください。
その前提において、私が個人事業主契約をすすめるのは「弱い紐帯の強さ」を重視しているからです。
ちなみに「弱い紐帯の強さ」とは(平野敦士カール先生から学んだのですが)、アメリカ合衆国の社会学者でスタンフォード大学社会学部教授のグラノヴェッター氏が提唱した理論です。
それは「新規性の高い価値ある情報は、自分の家族や親友、職場の仲間といった社会的つながりが強い人々(強い紐帯)よりも、知り合いの知り合い、ちょっとした知り合いなど社会的つながりが弱い人々(弱い紐帯)からもたらされる可能性が高い」というものです。
この理論に則れば、「弱い紐帯」の方が高いパフォーマンスを発揮できる可能性が高いといえます。
また、経験上もそう確信できます。
だから「弱い紐帯の強さ」を重視しているのです。
もちろん「弱い紐帯の強さ」を発揮できるのは「個」です。
組織に順応できないようなフリーランスの集合体は「烏合」であり「紐帯」とはいえません。
当たり前ですが、「弱い紐帯」の対語が「強い紐帯」です。
「強い紐帯」は会社において必要とされます。
何故なら、会社では社長の方針や考え方、営業施策を徹底する必要があるからです。
実際、名だたる経営者はわかりやすく「強い紐帯」を強化しています。
メルマガにも書いたのですが、このパターンが成立するのは以下の2つのケースです。
1つ社員が完全に歯車化しているケースです。
社員は命令に従うことでしか、自分の存在を示すことができません。
2つは社長と社員が忠誠心で結ばれているケースです。
こちらは「社長にお世話になった」「社長を尊敬している」といった情緒的な感情で両者が結ばれています。
いずれにせよ、どちらも社員は「従う人」です。
が、社員側が優秀で自立的であればあるほど、この関係性は長続きしません。
これまた実際、名だたる経営者のもとからは数え切れないほどの優秀な人材が離脱し、他の場所において自分がリーダーとなり輝いています。
(優秀かどうかは別にして)、私も「強い紐帯」のもとではやっていけません。
私はこれを「強い紐帯の弱さ」と呼んでいます。
社長が倒れれば、その紐帯は崩壊します。
だからリーダーは社員を抱え込んではいけないのです。
そうではなく、社員であり周囲の人たちを自立させ解放すること。
これこそがリーダーに求められる能力だと私は考えています。
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by fitnessbiz-01
| 2019-12-10 17:23